■業務内容
音声通話基盤の堅牢化とパフォーマンス最適化を集中的に行うプロジェクトです。

現在、通話品質の安定化、デプロイ時の無停止更新、そしてスケーラビリティの確保が急務となっています。
最新のAI音声技術における「低遅延」と、電話インフラにおける「高信頼性」の両立という課題に対し、SREおよびバックエンドアーキテクトの観点から技術的な解を導き出し、実装まで完遂できるスペシャリストを募集します。

今回のスポット稼働で解決・実装いただきたいのは以下の領域です。

1. 音声体験（UX）のパフォーマンス最適化と知見の反映

• Twilio × OpenAI Realtime APIの遅延削減: WebSocket通信の最適化、バッファリング制御の見直し等を行い、AIとの対話レイテンシを極小化する。
• Realtime APIの最新仕様追従: まだ枯れていないRealtime APIの挙動や制限（Rate Limit等）を検証し、プロダクションに耐えうるエラーハンドリングと再接続ロジックを実装する。

2. 「voice-bridge」のインフラ安定化とスケーリング

• Cloud RunでのWebSocket最適化: voice-bridge（電話対話制御サービス）におけるコネクション維持、タイムアウト設定、リソース割り当ての最適化。
• 同時着信数に応じたオートスケーリング: スパイク的な入電増加（同時接続数増）に対して、迅速かつ適切にコンテナがスケールする設定のチューニング。

3. デプロイメント戦略の高度化（通話切断ゼロへ）

• Blue/Greenデプロイメントの構築: Cloud Runおよびロードバランサの設定により、新バージョンリリース時に稼働中の通話（WebSocket接続）が強制切断されない仕組み（Graceful Shutdown / Connection Draining）の確立。

4. IaC化と運用基盤の整備

• GCPインフラのTerraform化: 現状の手動設定等をコード化（Terraform）し、再現性と管理性を担保する。
• 監視・アラートの高度化: 音声遅延、通話切断率、WebSocketエラー等のビジネスインパクト直結指標を可視化し、予兆検知できる体制を構築する。

■求めるスキル（必須）
WebSocket/ストリーミング技術への深い造詣：ステートフルな通信の維持、切断時の再接続、パケットロス対策などの実装経験
GCP (Cloud Run) の高度な運用経験：特にWebSocketを扱うコンテナのオートスケーリング設計、リソースチューニングの経験
TerraformによるIaC構築経験：GCPリソースのコード管理および運用フローの構築経験
ダウンタイムなしのデプロイメント設計：長時間接続（Long-livedconnection）を維持したままのデプロイ（Blue/Green等）の実装経験

■求めるスキル（尚可）
Twilio Programmable Voice / Media Streams API の利用経験：TwilioのTwiMLやMedia Streamの仕様を理解している方
OpenAI API (特にRealtime/Audio系) の検証・実装経験：最新のAIモデル特有の挙動やクセを理解している方
高トラフィック・リアルタイムサービスのSRE経験：通信、ゲーム、ライブ配信基盤などでの経験

■開発環境
Language：TypeScript
Core Service：OpenAI Realtime API (WebSocket), Twilio (Programmable Voice/Stream)
Compute：Google Cloud Run (Main focus), Cloud Scheduler
IaC：Terraform(Not yet)
CI/CD：GitHub Actions

■キーテクノロジー
GCP

■面談回数：確認中
■週稼働日数：〜週3日
■PC貸し出し：無
■業務時間：確認中
■リモート状況：フルリモート（地方可能）

■案件番号：7129